前の記事では、AI時代の受託開発の在り方について書きました。今回は節目の話です。このブログが100記事目に到達しました。
2017年にブログを始めてから、Movable Type、Nuxt.js、VuePressを経て、2022年末にAstroへ移行し、ホスティングもCloudflareに切り替えました。AstroとCloudflareの構成にしてから、だいたい4年ほど経っています。
100記事と聞くと多く感じるかもしれませんが、途中で3年ほど更新がほとんど止まっていた時期もあります。最近ようやく、自分の中で「このブログは何のためか」が見えてきた気がしています。
100記事までの道のり
このブログは、技術メモや勉強会のレポート、仕事の記録から始まりました。最初の頃は、HTML/CSS/JavaScriptやMovable Type周りの話が中心でした。
2019年にはMovable TypeからNuxt.jsへ移行し、サーバー代を払わずに運用できる構成を目指しました。その後VuePressを経て、2022年にAstroへ。いまはCloudflare Pagesでホスティングしています。プラットフォームは何度か変わりましたが、「Markdownで書いて、静的に公開する」という方針は続いています。
記事数の伸びは、ずっと一定ではありませんでした。子どもが生まれたり、仕事が忙しくなったり、更新頻度は上がったり下がったり。特に、Astroに移行したあとしばらくは、年に数本書くかどうか、という時期が続きました。振り返ると、3年ほど停滞に近い状態があった、と感じています。
技術はZenn、読書はnoteへ
停滞していた時期と重なるように、発信の場所も変わっていきました。
技術的な内容はZenn(redamoon)に、読書メモはnote(redamoon)にまとめるようになりました。どちらもアウトプット量が増え、執筆の型も整ってきました。プラットフォームごとに読者層や記事の書き方が違うので、向き不向きを分けた結果です。
その一方で、このブログの存在意義を探す時間が増えました。Zennで技術の話、noteで読書の話を書いているなら、redamoon.netには何を残すのか。しばらく、答えが見つからない状態が続きました。
自分がアウトプットし続ける理由でも書いたように、アウトプットの中心は自分の思考整理です。でも、整理の場所が複数に分かれると、「ここに書く意味は何か」と問い直すタイミングが来ます。100記事目にたどり着くまで、その問いと付き合っていた部分もあります。
いまのブログは、思ったこと・やったことのまとめ
最近、このブログの輪郭が少しはっきりしてきました。
ジャンルは固定していません。庭仕事やレンガの花壇づくりのような「園ジニア」系の話、塩麹焼き鳥やつくねのようなバーベーキューの話、仕事やキャリアについて考えたこと。テーマはバラバラですが、共通しているのは「自分が思ったこと、やったことをまとめる」という形です。
最近は、従来型の技術スタックを深掘りするより、AI駆動開発の探求に時間を使うことが多くなっています。仕事の現場でもその流れが大きく、キャッチアップは欠かせません。変化が速い分、頭の中だけで追うのには限界があるので、必要な情報や自分の考えをこのブログにまとめることも増えました。意思決定の重要性やエンジニアの今後、受託開発の伴走のように、近い時期に書いた記事も、その延長線上にあります。
技術記事を書く場所でも、読書メモを残す場所でもなく、自分の生活や思考の記録に近い使い方になってきています。完成度の高い解説記事を目指すより、あとから読み返して「あの頃こう考えていた」と思い出せることを優先するようになりました。
このブログも、振り返ったときに読み返せるように書いています。ふと思ったこと、感じたことをそのまま出しておく。書かないと流れて消えてしまうからです。そのとき何を考え、何を感じていたのかを、あとから辿れるようにしておくことは大切だと思っています。自分がアウトプットし続ける理由で書いた「未来の自分が読者になる」という感覚も、いまはよりはっきりしています。
ウォーキングと朝活で、筆が進むようになった
転機になったのは、最近始めたウォーキングでした。もともとは健康の一環として始めた習慣ですが、いまはアウトプットの入口にもなっています。
歩きながら、音声を文字起こししています。体を動かしていると、頭の中だけでは浮かばなかった考えや、ぼんやり感じていたことが言葉になりやすい。景色や体調の変化も、記録のきっかけになります。
帰ってからは、その文字起こしをもとにアウトプットを整形し、AIを使ってブログの形に整えています。丸投げではなく、自分が感じているところを言語化し、自分の求める文章に寄せる工夫はかなりやっているつもりです。AIは下書きや構成の補助で、最後に自分の言葉として思考を固める、という使い方に近いです。
朝には、前日に感じたことについて調べ物もしています。ウォーキングで拾ったモヤモヤを、朝の時間で少し深掘りする。朝活が続いているおかげで、アウトプットの量も増えてきたと実感しています。健康のために始めた1時間ですが、いまはかなり濃密な時間になっています。
そういう「初めて感じていること」をブログに記録する、という形にシフトしてから、筆をとるのが楽しくなりました。書く理由が、読者数や反応ではなく、自分の体験を残すことに寄ってきたからだと思います。
Zennやnoteに内容を分けたあとも、このブログだけが担える役割は残っていました。技術でも読書でもない、もっと私的で、もっと日記に近い領域です。100記事目のいま、その使い方がようやく自分に合っている、と感じています。
まとめ
100記事目に到達するまで、長い時間がかかりました。
- 2017年にブログを始め、Movable TypeからNuxt、VuePress、Astroへと移行してきた
- Astro + Cloudflareの構成にしてから、だいたい4年。途中3年ほど更新が停滞した時期もあった
- 技術系はZenn、読書はnoteへ分け、アウトプットの場所は増えた
- その結果、このブログの存在意義を探す時間が続いた
- いまは庭やバーベーキュー、AI駆動開発やキャリアの考察など、思ったこと・やったことのまとめ記事が中心
- 仕事でもAI駆動開発の流れが大きく、必要な情報や考えをこのブログに残している
- ふと思ったこと・感じたことを残し、振り返ったときに「そのとき何を考えていたか」を辿れるようにしている
- ウォーキング中の音声文字起こしと、朝の調べ物・整形を組み合わせた朝活で、アウトプット量が増えてきた
- 文字起こしをAIでブログの形に整えつつ、自分の言葉として思考を固める使い方をしている
101記事目以降も、完成度より記録を優先して、未来の自分が読み返せる形で続けていこうと思います。