Go back

読書を続けてる理由と選ぶ本

Posted on:

ここ2、3年で読書をルーティン化できるようになりました。
自分の読書方法や選んでいる本などをブログにまとめたいと思います。

この業界に入ってから、とくに本を読むことが多くなりました。
また、ここ2年くらいは一年の読書量が3年くらい前に比べて3倍くらいに増えました。
(年60冊くらい)

その背景には、コロナの自粛で外へ出て勉強会に出る機会も減り、人からもらえる情報収集が減ったことも挙げられると思います。

ITを教えてもらった人の影響もありますが、この業界はとにかく早く毎日勉強と言われたこともあり、今も定期的なインプットを行うことは常に心がけています。
市場調査だったり業務の効率化・仕事に対してのスキルセットを広げたりと、やることはたくさんあります。その情報収集の1つに読書があると自分は思っています。

とくにここ一年くらいは、生成AIやChatGPTやCopilotだったりが情報のインプット/アウトプットなどに活用されることが一般的になっています。
また、回答への質の向上を目的としたRAG(Retrieval Augmented Generation:検索拡張生成)を活用した社内情報を食わせて、外部の知識ベースから仕事に必要なクローズドな情報までも活用できるような仕組みが広がっています。

自分が読書する理由

インターネットや生成AIに聞けば、だいたいのことがわかる世の中になりましたが、自分が読書する理由はいくつかあります。

  • 実際の事実から得られる知識を得る
  • 知らない分野や市場を知ることで、将来の方向性を見極める
  • 著者・人自身を知るために読んでる
  • なぜそうなっているのか過去を知りたい
  • 読むというより記録したい

自分自身も偏らない知識で物事を見られるように、読書を毎日しています。
昔は、自分が関連する技術書しか読んでいませんでしたが、最近では幅広く読書するようにしています。

実際の事実から得られる知識を得る

SNSやインターネットから得られる情報には、いくつかのバイアスがかかっていることもあります。
書籍にもいえることですが、書籍の場合はレビューがしっかりとされているぶん、偏りが多少軽減されている点が挙げられます。
もちろん、インターネットの記事やSNSでもレビューされているケースはありますが、個人の意見が強い傾向はあると思っています。

例えば 組織論効率化 など、経験の延長で得られた言語化した文章を読むことで、自身の知識として蓄えることができます。

書籍で書かれる文章がすべて正解ということはありませんが、こういう先人の言語化された文章を読むことで、実際に自分の言語化能力を飛躍的にあげるために読書をしています。

知らない分野や市場を知ることで、将来の方向性を見極める

自分が将来どのような人間になりたいのか。どのようなキャリアを積んでいきたいのかを、最近はよく考えるようになりました。
少し前の自分は、ただプロダクトでコードを書いていたい、技術をどんどん勉強してテックの力をつけたい、という欲のほうが強かったです。

最近は、技術のことも好きではありますが、持ってる技術で何を活かせるのか・どのように社会貢献できるのか という部分が強くなりました。
技術が進化していくなかで、それをどう使うのか。どうプロダクトに落とし込んでいけばより良くなるのか、ということをよく考えています。

そのため、技術だけではなく色々な分野の本を読むようにしています。
この課題はどのような市場にあり、市場価値はあるのか。ITを使ってどのように課題解決できるのか。そこを考えるために様々な視点が必要になるので読んでいます。

この市場や知らない分野を深掘りすることで、自分のスキルを活かせるところはどこなのか。そういう部分を取り込みアウトプットするために読書をしています。

著者・人自身を知るために読んでる

色々な著者の本を読むことで、その人がどのような文章を書いているのか・どのような思想で物事を考えているのかを知ることができます。

著者の他にも伝記を読むことも大好きです。

昔から過去の偉人の伝記を漫画で読むことが大好きでした。
今も変わりませんが、伝記から得られる知識は多いと思っています。

なぜ、この人はこれで偉業を達成できたのか。人それぞれ人生のブレークポイントみたいなものがあって、それがあったからこうなっているんだと知ることができます。
例えばこの人に出会えたから転職できた、など。人によって大きさは異なりますが、これはそうなんじゃないかなとずっと思っています。

また、偉人や著名人の伝記を読むことは、その人が描く世界観を感じられることだと思います。

例えば、イーロン・マスクはSNSでは賛否が分かれるけども、本人が思っていることを伝記という1つの本から学ぶことで、どうしていきたいのかを知ることができます。伝記については、本を読むことが重要だと思っています。

この人みたいになりたい。 人に憧れもあったりしますが、 どのような思想をもってるのか。他人の思想を1つでも多く知識を蓄えて自分のライフサイクルに組み込んでいくために伝記を読んでいます。

なぜそうなっているのか過去を知りたい

技術の進化は、過去に起きた出来事や技術の負債の上に成り立っていると思っています。

COBOLやPerlがあったから今の言語がそれぞれが生まれたみたいだったり、オブジェクト指向があるからこのフレームワークができた等。今あるものは過去の延長で出来ています。

言語以外にも同じことが言えて、ITがなかったらここまでDXだとかそういうものは浸透しませんでしたし、自粛がなかったら今のように働き方が変わることはなかったと思っています。

それがなかったらどうなってたんだろう、という深掘りも好きですが、過去を知ることでなぜそうなったのかを知ることは大切だと思います。

過去を深く理解することで新しいことを作れるものだと思っています。
0-1というのは、過去の連続で生まれます。

自分が過去を知りたいのは、過去の出来事から俯瞰して、蓄えた知識でより良いものを提案したり作れたりするんじゃないかと思っているからで、そのために古書を読んでいます。
傍から見ると逆光しているようで、その先を見るための知識を蓄えたいといった感じです。

読むというより記録したい

読むというより記録したいと思い、色々な本を読んでいます。

本を読むという形は、どちらかというと頭に入れるみたいなフローが一般的だと思います。

自分の読書術は、読む(記憶)というより記録に近いです。

人の記憶には限界や曖昧な部分が多いです。記憶よりも読んだものを別の端末に記録することをここ10年くらいしています。スマホを手にしたときからずっと思っていました。
学生時代は、論文のためにパソコン使ったり紙で記録していたこともあったけどスマホが登場してどこでもどの時間帯でもどのような状況でもメモを取れるようになりました。

ポケットに入るサイズのパソコンが、より記憶から記録にシフトしてたと感じています。
インターネットで調べたら、簡単に物事を調べることができるようになったけど、自分の考えてることや本で得た知識や感じたことは公開していなければ記憶のままです。
言語化する以前に、このときこの本を読んで何を感じ取ったのかをスマホに記憶することであとで辿れるために記録しています。

昨今ではChatGPTといった生成AIだったり、検索よりもAIが今必要な情報を簡単に探し出してくれるようになり始めました。

LangChainといったLLMを拡張するライブラリ等のおかげで、社内AIというものもできていくと思います。
社内情報(入社手続きだったり、業務支援)といった人づてで共有される情報・オンボーディングが必要な部分も、AIが補っていく時代になるのかなと思います。

社内AIみたいなことは、調べると検証している会社は多いのかなと思いますが、自分はもっと先のことを考えています。

社内AIが一般化されれば、コンシューマー向けにも広がっていくのかなと思っています。

スマホが一般化したのと同じで、個人AIが当たり前になっていくのかなと思っています。昔のドコモの執事くん(FAQだったり教えてくれるやついた記憶)みたいなキャラクターじゃないけど、それぞれもってる情報や感じたことをデータ化し、個人をサポートするワトソンのようなAIが当たり前になっていくのかなと未来予想しています。(シュタゲのアマデウスじゃけど)

それが一般化されるときに、より多くの自分の持ってる情報を、AIに学習させて、必要な情報をすぐに引き出せる環境ができるように、多くのことを記録しています。

自分は、Notionが書籍の情報ストックツールとして使っています。
色々なツールを使って管理はしていますが、ストックするツールは一元管理することで、AI導入が一般的になったときに余計な連携を減らせると思っています。

マイナンバーも例えば学校に提出書類まで、すべてAIがサポートできるような世の中になってほしいなと思ってるので、まずは自分の身の回りでできることを 記憶 として残すことを意識して、読書や調べものをしています。

選ぶ本

自分の選ぶ本は、技術系から効率化・組織・経営本だったり色々ですが、昨今は組織論やチームビルディング系の本が好きな感じです。

  • アジャイル・スクラム
  • チームビルディング
  • 組織論
  • 自己啓発系
  • 言語系の本
  • 技術系の概念チックな本

技術系の本も写経や素振りの一環としてやってみることは日々していますが、読むとか記録とかの本ではないと思っています。

ITを教えてもらった人に言われたことで覚えている言葉に、廃れない本を読むことを意識する、というものがあります。

技術は移り変わりが早く、技術の本を手にとって色々読んだりやったりすることが将来のためになるかは、見えづらいのかなと思っています。変化が多い業界なので。

逆に概念チックな書籍は、古くても読めるしその派生からの考えがでてくるのでコアを知るのは大切です。

技術は進化しますし、わざわざ残すものでもないかなと思っています。コードを書いて、そのコードを学習させて自分のコードの癖やレビューをしてもらうというのはありかもしれません。深く調べてもいないので、ふわっと思っていることではありますが。

広く浅いのは中途半端だと思いますが、点の数を増やすことで線になりますし、3つ以上あれば線を繋げることができます。
線を繋げてサイクル状にすることは、物事をみるときにすごく違った視点でみることができますし、見え方が違うと違った発想にも考えられると思います。

得意分野を伸ばすことは今の仕事では大事ですが、それだけでは活かせない部分もありますし、色々な市場をみて活かせる知識は常に持っていきたいと思っています。

まとめ

本を読む理由は人それぞれですが、小説を読んで感じたことを書くような、ライトな文章をとにかくストックすることを意識しています。

いずれは頭にチップを入れて、それがデータリソースになるかもしれませんが、自分が生きている段階では肉体から離れた端末がベースになっています。
とにかくデータ化を意識する読書方法や生き方のほうが、活用方法は広がっていくのかなと思っています。