読書を続けてる理由と選ぶ本

Posted on:2023-10-23

ここ2、3年で読書のルーティン化できるようになった。
自分の読書方法や選んでる本などをブログにまとめたいと思う。

この業界に入ってからとくに本を読むことが多くなった。
また、ここ2年くらいはとくに一年の読書量は3年くらい前に比べて3倍くらいに増えた。
(年60冊くらい)

その背景にはコロナで自粛で外へ出て勉強会にでる機会も減って、人からもらえる情報収集が減ったことも挙げられると思う。

ITを教えてもらった人の影響もあるけど、この業界はとにかく早く毎日勉強と言われたこともあり今も定期的なインプットは行うことは常に心がけてる。
市場調査だったり業務の効率化・仕事に対してのスキルセットを広げたりとやることはたくさんある。その情報収集の1つに読書があると自分は思っている。

とくにここ一年くらいは生成AIやChatGPTやCopilotだったりが情報のインプット/アウトプットなどに活用されることが一般的になっている。
また、回答への質の向上を目的としたRAG(Retrieval Augmented Generation:検索拡張生成)を活用した社内情報を食わせて、外部の知識ベースから仕事に必要なクローズドまでも活用できるような仕組みが広がってる。

自分が読書する理由

インターネットや生成AIに聞けば、だいたいのことがわかる世の中になったけど自分が読書する理由はいくつかある。

  • 実際の事実から得られる知識を得る
  • 知らない分野や市場を知ることで、将来の方向性を見極める
  • 著者・人自身を知るために読んでる
  • なぜそうなっているのか過去を知りたい
  • 読むというより記録したい

自分自身も偏らないような知識で物事を見えるように読書を毎日している。
昔は、自分が関連する技術書しか読んでいなかったけど、最近では幅広く読書するようにしている。

実際の事実から得られる知識を得る

SNSやインターネットから得られる情報には、いくつかのバイアスがかかってることもある。
書籍にもいえることだが、書籍の場合はレビューがしっかりとされていることも偏った形は多少軽減されてることが挙げられる。
もちろん、インターネットの記事やSNSでもレビューされているケースもあるけど、個人の意見が強い傾向はあると思っている。

例えば 組織論効率化 など、経験の延長で得られた言語化した文章を読むことで自身の知識として蓄えることができる。

書籍で書かれる文章がすべて正解ということはないけど、こういう先人の言語化された文章を読むことで、実際に自分の言語化能力を飛躍的にあげるために読書をしています。

知らない分野や市場を知ることで、将来の方向性を見極める

自分が将来どのような人間になりたいのか。どのようなキャリアをつんでいきたいのかを最近はよく考えるようになった。
少し前の自分は、ただプロダクトでコード書いてたいみたいな技術をどんどん勉強してテックに力のちからをつけたい欲のほうが強かった。

最近は、技術のことも好きではあるが 持ってる技術で何を活かせるのか・どのように社会貢献できるのか という部分が強くなった。
技術は進化していくなかかで、それをどう使うのか。どうプロダクトに落とし込んでいけばより良くなるのかということをよく考えている。

そのため、技術だけじゃなくて色々分野の本を読むようにしている。
この課題にはどのような市場で、市場価値はあるのかなどITを使いどのように課題解決できるのかなどを考えるために様々な視点が必要になってくるために読んでいる。

この市場や知らない分野を深掘りすることで、自分のスキルを活かせるところはどこなのか。そういう部分を取り込みアウトプットするために読書をしています。

著者・人自身を知るために読んでる

色々な著者の本を読むことで、その人がどのような文章を書いてるのか・どのような思想で物事を考えてるのかを知ることができる。

著者の他にも伝記を読むことも大好きです。

昔から過去の偉人の伝記を漫画で読むことが大好きだった。
今も変わらないが、伝記から得られる知識は多いと思っている。

なぜ?この人はこれで偉業を達成できたのか。人それぞれ人生のブレークポイントみたいなのがあってそれがあったからこうなってるんだと知ることができる。
例えばこの人に出会えたから転職できた等。人によって大きさは異なるけども、これはそーなんじゃないかなとずっと思ってる。

また、偉人や著名人の伝記を読むことは、その人が描く世界観を感じることができることだと思う。

例えば、イーロン・マスクはSNSでは賛否が分かれるけども、本人が思ってることを伝記といった1つの本から学ぶことで、どうしていきたいのかを知ることができる。伝記については本を読むことが重要だと思ってる。

この人みたいになりたい。 人に憧れもあったりしますが、 どのような思想をもってるのか。他人の思想を1つでも多く知識を蓄えて自分のライフサイクルに組み込んでいくために伝記を読んでいます。

なぜそうなっているのか過去を知りたい

技術の進化は、過去に起きた出来事や技術の負債の上に成り立っていると思っています。

COBOLやPerlがあったから今の言語がそれぞれが生まれたみたいだったり、オブジェクト指向があるからこのフレームワークができた等。今あるものは過去の延長で出来ています。

言語以外にもそれは同じことが言えて、ITがなかったからここまでDXだとかそういうものが浸透しなかったし、自粛がなかったら今のような働き方が変わることはなかったと思っている。

それがなかったらどうなってたんだろうという深掘りも好きだけど、過去を知ることでなぜそうなったのかを知ることは大切だと思う。

過去を深く理解することで新しいことを作れるものだと思っています。
0-1というのは、過去の連続で生まれる。

自分が過去を知りたいのは、過去の出来事から俯瞰して、蓄えた知識でより良いものを提案や作れるんじゃないかと思ってるから古書を読んでいます。
傍から見ると逆光しているようで、その先を見るための知識を蓄えたいといった感じです。

読むというより記録したい

読むというより記録したいと思い、色々な本を読んでる。

本を読むという形は、どちらかというと頭に入れるみたいなフローが一般的だと思います。

自分の読書術は読む(記憶)というより記録に近い。

人の記憶には限界や曖昧な部分が多いです。記憶よりも読んだものを別の端末に記録することをここ10年くらいしています。スマホを手にしたときからずっと思っていました。
学生時代は、論文のためにパソコン使ったり紙で記録していたこともあったけどスマホが登場してどこでもどの時間帯でもどのような状況でもメモを取れるようになりました。

ポケットに入るサイズのパソコンが、より記憶から記録にシフトしてたと感じています。
インターネットで調べたら、簡単に物事を調べることができるようになったけど、自分の考えてることや本で得た知識や感じたことは公開していなければ記憶のままです。
言語化する以前に、このときこの本を読んで何を感じ取ったのかをスマホに記憶することであとで辿れるために記録しています。

昨今ではChatGPTといった生成AIだったり、検索よりもAIが今必要な情報に簡単に探し出してくれてるようになり始めた。

LangChainといったLLMを拡張するライブラリ等のおかげで、社内AIというものもできていくと思います。
社内情報(入社手続きだったり、業務支援)といった人づてで共有される情報・オンボーディングが必要な部分も、AIが補っていく時代になるのかなと思います。

社内AIみたいなことは、調べると検証してる会社は多いのかなと思うけど、自分はもっと先なことを考えている。

社内AIが一般化されれば、コンシューマー向けにも広がっていくのかなと思っている。

スマホの一般化したのと同じで、個人AIが当たり前になっていくのかなと思っている。昔のドコモの執事くん(FAQだったり教えてくれるやついた記憶)みたいなキャラクターじゃないけど、それぞれもってる情報や感じたことをデータ化し、個人をサポートするようなワトソンのようなAIが当たり前になっていくのかなと未来予想している。(シュタゲのアマデウスじゃけど)

それが一般化されるときに、より多くの自分の持ってる情報を、AIに学習させて、必要な情報をすぐに引き出せる環境ができるように多くのことを記録している。

自分は、Notionが書籍の情報ストックツールとして使っています。
色々なツールを使って管理はしているけど、ストックするツールは一元管理することで、AI導入が一般的になったときに余計な連携を減らせると思っています。

マイナンバーも例えば学校に提出書類まで、すべてAIがサポートできるような世の中になってほしいなと思ってるので、まずは自分の身の回りでできることは 記憶 として残すことを意識して読書や調べたことをしている。

選ぶ本

自分の選ぶ本は、技術系から効率化・組織・経営本だったり色々だけど、昨今は組織論やチームビルディング系の本が好きな感じです。

  • アジャイル・スクラム
  • チームビルディング
  • 組織論
  • 自己啓発系
  • 言語系の本
  • 技術系の概念チックな本

技術系の本も写経や素振りの一環として、やってみることは日々してるけど読むとか記録とかの本ではないと思っています。

ITを教えてもらった人に言われたことで覚えてる言葉に、廃れない本を読むことを意識することと言われたことがある。

技術は早いし技術の本を手にとって色々読んだりやったりは、将来のためになるかは見えづらいのかなと思っている。変化が多い業界なので。

逆に概念チックな書籍は、古くても読めるしその派生からの考えがでてくるのでコアを知るのは大切です。

技術は進化するし、わざわざ残すものでもないかなとコードを書いてそのコード学習させて自分のコードを癖やレビューをしてもらうというのはありかもだけど。深く調べてもいないのでふわっと思ってることだけど。

広く浅いとかは、中途半端だと思うけども点の数を増やすことで線になるし3つ以上あれば線を繋げることができる。
線を繋げてサイクル上にすることは、物事をみるときにすごく違った視点でみることができるし見え方が違うと違った発想にも考えられると思う。

得意分野は伸ばすことは今の仕事では大事だけど、それだけでは活かせれない部分もあるし、色々な市場をみて活かせる知識は常に持っていきたいと思っている。

まとめ

本を読む理由は人それぞれだけど、小説を読んで感じたことを書くみたいなライトくらいな文章をとにかくストックすることを意識している。

いずれは頭にチップを入れて、それがデータリソースになるかもしれないけど自分が生きている段階では肉体から離れた端末がベースになっている。
とにかくデータ化を意識する読書方法や生き方のほうが、活用方法は広がっていくのかなと思っています。