AWS Summit Tokyo 2017 / AWS Dev Day Tokyo 2017に参加してきました

Posted on:2017-06-03

今年もAWS Summit Tokyo 2017に参加してきました。
私は、Day2〜Day4まで参加していました。今年は一日多くなりましたね。

去年よりも更に規模が大きくなった印象でした。
今年からはデベロッパー向けのセッションは、別の会場で行われていました。
国際パミールと品川プリンスホテルを会場移動が。。orz

去年は席数も少なく立ち見ばかりで辛かったですが、、会場が別になったことで席数も去年より多く座りながら聞くことができました。

AWS Summit Tokyo 2017 Day2

Day2では、基調講演とデベロッパーのセッションに参加していました。
基調講演のゲストスピーカーは、三菱UFJ銀行・セイコーエプソン株式会社・株式会社レコチョク・Sansan株式会社のセッションになりました。

Amazon Lightsailが5月31日より東京リージョンにサービス開始

私が個人的に気になった内容としては、Amazon Lightsailが東京リージョンに5月31日から使えるということでした。
AWSは使用した分の請求される従量課金ですが、Amazon Lightsailは決まった定額料金を支払いインフラ周りの設定不要で好きなインスタンスイメージを数クリックで使用できるサービスになります。
出始めた頃に少し触り、実案件にも導入してみようかと検討していましたが、実案件では要件的に難しく導入しなかったのですが、個人的に使うには良いサービスではないかと思っています。

2018年、大阪ローカルリージョン開設

また、2018年には大阪ローカルリージョンが開設されるようです。
ローカルリージョンと呼ばれる新しい設計概念のデータセンターのようです。
大阪のローカルリージョンは、東京リージョンと連携して利用する形を考えているようですね。
ローカルリージョンは招待制は、招待制ではありますが、今後の情報が気になりました。

Amazon WorkSpacesが6月2日から無料利用枠可能に

Amazon WorkSpacesは、クラウドベースのデスクトップコンピュータをユーザが任意のデバイスからアクセスして整った開発環境としても使えるサービスになります。
このサービスが、6月2日から無料枠が作られたようです。企業ベースでは有効なサービスですが、個人的にも使用してみたいと思っていたので、この機会少しいじってみようと思いました。

Dev Day Summit Day1

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基調講演以外は、Dev Day Summitのセッションに参加していました。

Amazon payの実装方法のライブコーディングやモバイルアプリのライブコーディングなどに参加しました。

個人的に気になったセッションは、Amazon payとAWS Mobile Deep Diveのセッションでした。

AWS Mobile Deep Diveでは、AWS Mobile Hubというサービスがあり、必要なサービスを管理画面からMobile SDK とアプリケーションの結合するための実稼働コードを提供されるようです。
iOS・Androidアプリなどには手を付けていませんでしたが、AWS Mobile Hubのようなツールが出てきたことで一度触っておきたい思いました。

  • 環境構築やテストなどが簡素化されている
  • アプリの監視プロセスを簡素化されている
  • Push通知やユーザ認証・ストーレジやDBやコンテンツ配信をすべてコンソール上から設定可能

Amazon Payを使用することで、簡単にオンライン決済が可能になり、自前のECサイトなどに設定して利用することができます。
提供されているライブラリを読み込み、JavaScriptでAWSのメソッドを実行することでウィジェッドをユーザ決済画面を表示させることができるようです。
ECサイトで実装が一番たいへんな決済などの部分を補えるので、JSがかければWeb制作者であれば利用しやすいのかなと感じました。

AWS Summit Tokyo 2017 Day3

Day3でも、基調講演とデベロッパーのセッションのみ参加していました。
基調講演のゲストスピーカーは、東日本電信電話株式会社・ソニーモバイルコミュニケーションズ・グリー株式会社・株式会社ソラコムのセッションになりました。
仕事の都合で途中からの参加でしたが、基調講演ではAWSがIaaSの考え方はもう古いというを伝えていました。
サーバ・インフラを提供するIaaSではなく、サーバレスアプリケーション・データベースとの連携・IoT、モバイルアプリなど様々な用途に広がっていることを語っていました。

開発者へ「スーパーパワー」を提供する

超音速のスピードを提供するために、コンピュートサービス・で多くのメモリを搭載したサービスを様々な用途に合わせた形で提供できることを説明していました。

高速を可能しているのが、サーバレス(AWS Lambda)の説明をされていました。
「どこでなにを」を考えないで、ソースコードを実行できるサービスがあることで、コード書くことに集中できることのメリットがあることとサーバの維持保持のコスト削減にもつながるとのことでした。

サーバレスのコードが大きくなると処理が重たいなどいろいろな問題が出てきます。
AWS Step FunctionsやAWS X-Rayなどのサービスについても出ていました。

AWS Step Functionsは、視覚的にワークフローを構築できるサービスになります。
コードで定義している部分は、分岐ステップ・並列・並行型ステップ・複数の関数なども視覚的に定義することができるようです。

AWS X-Rayは、定義したワークフローに対しての解析・デバッグなどを行うことが可能なサービスになります。

サーバレス環境に必要なのは、NoSQLのデータベース「DynamoDB」とのことでした。
2017年4月に発表されたDynamoDBを高速化したサービス「Amazon DynamoDB Accelerator(DAX)」を説明し複雑な使い方にもパフォーマンスをだせるようです。

Dev Day Summit Day2

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2日目のDev Dayでは、DevSecOpsやMachine Deep LerningやIoTなどのセッションに参加しました。
会社で何かをやっているわけではないですが、これからやってみていきたい分野だったりもしているので、参加してみました。

個人的に気になったのは、Amazon Machine Learning。
Amazon Machine Learningは、学習モデルを構築し予測を生成するためのマネージド型サービスになります。

顔認証や画像解析・映像解析をして予測化することが可能になります。
情報は追ってなかった分野ではないですが、解析したデータをCMSと連携させることも可能だったりします。

AWS Summit Tokyo 2017 Day4

Day4では、脳科学者の茂木健一郎さんのセッションを聞いてきました。
テレビでは話す内容だったり書籍を読んだりしていたのですが、初めて生で聞くことができました。

Amazon Echoの人口知能の可能性や人間の感情についての部分は、興味深い話でした。

AWSにおけるマルチアカウント管理の手法とベストプラクティス

AWSのマルチアカウント管理の方法のベストプラクティスとre:Invent2016でサービスインされたAWS Organizationsについての紹介セッションでした。
ガバナンス・課金・組織などの観点からのメリット・デメリットを紹介されました。

アカウントを分けるためメリットとしては、管理画面コンソールの分割できたり権限・セキュリティ対策部分でも有効だったります。

Dev Day Summit Day3

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Day4のDev Dayでは、サーバレス中心に参加させてもらいました。

サーバレスの構築に関しては、前職で少し触ったところくらい。。
今後の業務でも活用していきたいと思っていました。

少し触ってみたいと思ったので、「サーバレスで王道Webフレームワークを使う方法」のセッションに参加してみました。
「サーバレスで王道Webフレームワークを使う方法」では、github/awslabsでは、AWS謹製で用意されているaws-serverless-expressがあるため、このリポジトリを使うことでLambdaでExpressを使うことができます。※ExpressはNode.jsのフレームワーク

AWS CodeStarの紹介では、すばやくアプリケーションを構築してAWSへデプロイができるサービスになります。
このサービスを使うことで、簡単にCommit・Pushや自動化すること可能になるようです。

まとめ

今年も参加してみましたが、去年から今年にかけて全然いじってなかったので、知らないことがたくさんありました。
(やってても知らないことは多いですが。。)

色々と収穫できた部分もありましたので、活用してみる触ってみるってことが大切ですね。
どのように活用していくか今後考えていきたいと思いました。